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鑑賞用愛人 高遠琉加

観賞用愛人 観賞用愛人
高遠 琉加 (2006/09/25)
大洋図書

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大学助教授×大学生

高遠さんです。
ネット評は良い作家さんですが、私は大昔まだPNが違っていたときに読んだ以来です…orz
 


■あらすじ(転載)
~自分は鎖でつながれている。犬のように。~

ある朝目覚めると、大学生の加藤瑛(受け)は雪深い別荘に閉じ込められていた。そして、端整な美貌の持ち主である大学教授・音無悠一(攻め)がじっと瑛を眺めていた。自分はこの男に囚われているのか? どこからだ?どこから狂った? 振り回していたのは自分のはずだったのに・・・・混乱する瑛だったが!?冷ややかで、そのくせ熱を孕んだ瞳。繊細な指。溺れるほどの独占欲。熱く静謐な愛の形がここに・・・・・


今読み終わって改めて最初の数ページを読み返すと、最終章に向けてのキーワードが沢山ちりばめられていて驚きました。この話しは北畠さんの透明感のある絵と、雪山に閉じ込められた密室で展開していく話し運びで、最後までとても不思議なお話でした。

大学の助教授と大学生という設定ですが、二人の出会いはあるバーです。
享楽的に遊ぶ大学生・瑛、そして表情の読めない大学助教授・音無。全く正反対の性格の2人が、雪山で暮らす。最初はただの変態趣味なのかなぁ…と思ったのですが、読むうちそんな単純な話しでもなさそうになって。瑛と一緒に、どんどん音無の内面に入って行きます。

監禁までして連れてきたのに、瑛本人には全く興味を示さない音無。まるで植物の世話をするような不気味感を漂わせています。
瑛の最初反応はとても普通の人の反応。
いきなり監禁した音無への怒り、自由が拘束されていることへの不満。当然スキをみて山荘から脱出して、当然ですが雪山で遭難して連れ戻されます(笑)
風邪でダウンしたお互いの世話をしながらゆっくり語り合ううち、お互いの距離がだんだん近寄って行きます。

最後まで読んで、瑛も(読者も)はじめて音無の深い孤独を知ります。
そして自分を防衛するためにつけた沢山のヨロイを、瑛は最後の最後に剥がします。これから人間らしい感情を取り戻した音無、俗世に戻った二人が「恋の吊り橋効果」じゃないことを望みます。

| 高遠琉加 | 15:15 | comments(-) | TOP↑

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