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無罪世界 木原音瀬

今日は神の誕生日~~(ちょっとフライングだけど)

無罪世界 (B-BOY NOVELS)無罪世界 (B-BOY NOVELS)
(2007/09)
木原 音瀬

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サギまがいの訪問販売会社社員・山村:やむぃ(28)×ジャングル育ちの野生児・宏国(22)

本当に出遅れること…で、やっと読みました。

最初繰り広げられたバイオレンスな展開に「COLD~シリーズ」とか「WELL」を思い出して一人でドキドキしましたが、どうにか良い方向にいってくれてよかった!!

 勝手に「無罪世界」okapiスケール
 痛い ★★★★☆(肉体的に)
 せつない ★★☆☆☆
 甘い ★★☆☆☆
 エロ ★★★★☆ 
(木原作品の中での…です。他のBLとの比較ではありません)

レビュー書いてみたら結構辛口になってしまった(ノд・。)  作家さんや作品の批判ではないので、あしからず。
  


■あらすじ(転載)
詐欺まがいの仕事、賭けごとで借金まみれの人生。そんな山村に顔も覚えていない親戚の遺産の話が転がり込んできた。浮かれた山村(攻め)だったが、その遺産には厳しい条件がついていた。幼い頃さらわれて以来、ジャングルで育った従兄弟・宏国(受け)の世話をするというものだ。 
自分の『むら』しか知らず、日本語も解さない宏国と暮らさざるを得なくなり、いざとなったら放り出す気で引き受けた山村だったが…。


本の厚みのわりに、読後の印象は「さらり」でした。
最初の2人のコミュニケーションは「野生の王国」というか、手負いのケモノをてなづける猛獣使いのような印象で、良い意味でも悪い意味でも「BL本を読んでいる」実感は薄かったです(笑)

んで、有能な通訳者がたまたま近所にいて(ご都合主義万歳!)、日本の言語と文化を学習していく宏。だんだんヒト化してくるけど、基本的な国民性の違いというか埋められない感情のギャップがあるんですね。私の感覚でいわせていただければ、日本ではダシの旨味が発達しているけど、外国では大雑把に甘いかしょっぱいかでくくられているのと一緒の感覚? ただ甘ければ全部「チョコレート」なんじゃないよ!というような…。ちがってたらスミマセン。

その感情のズレ「Love」←→「Like」に気付いて悩むやむぃ。しかし思いの相手は鈍感どころか、「Like」の芽生えにも気付かない宏。2人の生育環境の違いからくる感情の擦れ違いはどうなるのでしょう??と思ったら、一番最後に希望は託されていましたね。ラストはほんのり甘かったです。

やむぃの後輩は途中から妖しいと思いましたが、だいぶヒントもらった後でした…orz
しかしあんなに痛い人格に豹変するとは思いませんでした。何が奴をそんなにまで狂気に駆り立てたんだろう…山村の何がそんなにうざかったのだろう?…とちょっとクチあんぐり(屮゜Д゜)屮 ま、世の中いろんな人がいるけどね。奴の思考は最後になるほどわからなかったです。最初の頃はもう少し頭のいい小ズルい奴だと思ったんですが、基本がお本当にバカちゃんでがっかりしちゃったのです。

今回木原さんがエッセンスとして詰めたかったことは数点あったと思うのですが、この本の分厚さと内容の偏りの印象では、もうちょっと時間をかけて話しを熟成させてみたらまた違った展開になったのかな?ということでした。内容が荒削りというか、盛りだくさんというか…いや、なんだって良いんですけどね

| 木原音瀬 | 00:00 | comments(-) | TOP↑

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