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世界が終わるまできみと 杉原理生

最近は学校で疲れていることもあって、移動途中にちみちみ読める小説モードになっています。

世界が終わるまできみと (幻冬舎ルチル文庫 す 2-2)世界が終わるまできみと (幻冬舎ルチル文庫 す 2-2)
(2007/09/14)
杉原 理生

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父親同士が友人で、14歳の数ヶ月だけ両家族一緒に暮らしたプレ恋人達

杉原流センシティブ炸裂!!

他の方の感想で号泣を覚悟して読み始めたのですが、とりあえずokapin予測の範囲内で済んでよかった。過去形で語られる回想シーンではじまり、「現在」+エンドが気になる気になる…。

あ、あと主人公の「怜人」という漢字が読めなかったので、ノミ脳は適当に「リヒト」とか「レイト」とか当て読みしてました。本当はなんて読むんだろう…あらすじに書いてありましたっけ?
 


■あらすじ(転載)
中学2年生の速水有理(受け)は、父親と弟と3人で暮らしていた。やがて3人は父の友人・高宮の家に身を寄せることになるが、そこには有理と同じ年の怜人(攻め)という息子がいた。次第に親しくなり、恋に落ちる2人だったが・・・・・・。怜人との突然の別れと父の失踪から5年後、大学生になった有理は弟の学と2人で慎ましやかな生活を送っていた。そんなある日、怜人と再会するが――。


14歳で出会い、急速に惹かれあった2人。しかし運命のいたずらに翻弄され、運命に歯向かえる力も無かった子供の2人は、お互いの想いを確認する間もなく突然の離別。そして19歳の時偶然再会するまで、お互い辛い人生を歩みます。なおかつ再会した時、片方は記憶喪失で自分との14歳の出会いだけをすっぽりと忘れてしまっていて…。

人はまた同じ人に恋をするのか…。
恋は憎しみを越えるのか…。

自分との甘い過去を思い出してもらいたいと思う反面、その後に続く辛い離別の原因が自分達にあるという葛藤。思い出すということは甘い思い出以上に相手に辛い試練を与える事であり、たぶん相手は自分を恨むだろうということが分かっている。それでも好きな相手の為に協力することが出来るのか…。

杉原さんの作品世界は、センシティブなんですけど、繊細で甘い…本当に独特な世界観ですよね。主人公達が後ろ向きに考えすぎな印象はなきにしもあらずなんですが、最近の頭すっからかんの能天気BLの主人公達に浸食されている頭には、堅実に真面目に生きている感じが新鮮でした(^_^;;)ゞ でも、そんな杉原ワールドでも性別の垣根は簡単にすっとばしてますけどね(笑)

*****
BOOK3.jpg
SUGER CRAFT
2007.09.30

「世界が終わるまできみと」の後日談。
無事に「お城」への引っ越しが完了したものの、2人の恋人関係を知らない弟と、知っている上でわざとちょっかいを出してくるオジさんが登場し、甘々な新婚生活も一目を気にしながらの夜の営みです(笑) しかし本編でのセンシティブさに比べて、これからも続く幸せな毎日を暮らしていくだろう幸せ感が文章全体から漂っています。(11/19追記)

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