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FRAGILE 木原音瀬

心が元気なときじゃないとページを開けない気がして、少し読んでは止まり…というのを繰り返していました。

FRAGILE (B-PRINCE文庫 こ 1-1)FRAGILE (B-PRINCE文庫 こ 1-1)
(2008/04)
木原 音瀬

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青池達郎(27)×大河内友巳(31)

お犬様の前半部分は雑誌で読んでいたのですが、これに書き下ろしが付くと聞いてもにわかには信じられませんでした。この前半に、どうやったら話しが続けられるのか? 木原さんへの期待半分、怖さ半分で読み始めました。

結論:やっぱり木原さんは、木原さんだった!

いい意味でも悪い意味でも。
okapiは暴力シーンは苦手なのですが、それを差し引いても、木原さんの書く心理的なドロドロ加減は凄くスキなのでよかったです。

 勝手に「FRAGILE」okapiスケール
 痛い ★★★★★
 せつない ★☆☆☆☆
 甘い ★☆☆☆☆
 エログロ ★★★★☆
(木原作品の中での…です。他のBLとの比較ではありません)
 


■あらすじ(転載)
大河内(受け)の人生は、バラバラに壊されてしまった。一人の男の手で──。才能あふれる部下・青池(攻め)を嫌い、一方的に蔑ろにしてきた大河内。我慢の限界を迎えた青池は大河内に襲いかかるという事件を起こし、社を去っていく。目障りな存在がいなくなり安堵したのも束の間、ある夜、その青池が大河内の自宅で待ち構えていた…!大反響の雑誌掲載作に大量書き下ろしを収録。二人が踏み込んだ愛憎の迷路のたどり着く先は──。


危険ワード沢山でしたね。
途中ちょっとグロ過ぎてページが止まったところもありましたが、どうにか最後まで読みましたよ。そしてページも残りわずかな最後で、ああくるとは思いませんでしたけどとても木原さんっぽいかな(笑)

大河内が最後まで大河内だったのと、青池が最後まで青池だったのはステキでした(意味不明)

二人とも出会わなかったらこんな大変なことにはならなかったのにね…とは、木原作品では良く思うこと。しかしこの閉鎖された空間で、愛とも憎悪とも分からないままいつまでも獣の様に交わっていればいいと思う。本人たちだけが不幸だと思い、しかし幸せであればいいと思う。なんだかんだ言って最低な性格の大河内を、利害関係のない人間関係について「しつけ」出来たのも青池が命を張った賜物だし。一度は去った大河内を諦めさせずに青池の心にいつまでも捉えたものも、青池への復讐にもえる大河内が決死で仕掛けた罠だったし。全身全霊をかけてバトル! まさに人間同士というよりも、力と力での獣同士の戦いつうか、つまりあれが彼らなりに編み出した二人のコミュニケーション方法なのかもしれないですね。自分が毎回これでコミュニケーションするんだったら辛いけど、端から見ているぶんには後半それなりに関係も落ち着いてきたのでいいんじゃないかと。殺したい位憎悪に似た愛情。そういう強い感情に絡めとられたまま、ずっと生きていくのも一つの生き方かもね。

しかし、息子を溺愛している大河内ママ vs 青池のバトルも怖そう(だけど見て見たい/笑)

*****
小説 b-Boy (ビーボーイ) 2008年 05月号 [雑誌]小説 b-Boy (ビーボーイ) 2008年 05月号 [雑誌]
(2008/04/14)
不明

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小冊子SS 2p

まだ一緒に会社で働いていたときの小ネタ。大河内にほんのり恋心を抱く青池に、これから起こることを考えるとちょっと哀れさを感じたり。

| 木原音瀬 | 19:31 | comments(-) | TOP↑

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