PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

天翔る光、翠楼の華 橘かおる

天翔る光、翠楼の華 (プラチナ文庫)天翔る光、翠楼の華 (プラチナ文庫)
(2007/09/10)
橘 かおる

商品詳細を見る
麟国国王・光烈王翔麒(29)×聖帝・珠泉(22)

とにかくいろんなものが豪華でした。
でも内容も挿絵も、それに見合うぐらい見事なものでした。浮き世離れした話しにありがちな、ちゃっちい感じがしなかったの。

ま、この話しのゴールは最初から見えているわけで、その意味では大変分かりやすい展開ではございましたが、間の過程が丁寧に描かれていたので胸焼けせずに読むことができました。聖帝シリーズは続くのかな。
 


■あらすじ(転載)
必ずこの腕に玉体を。誓ったのは七年前。可憐な聖帝・珠泉(受け)に恋い焦がれた、麟国国王・翔麒(攻め)は、ついに華王朝皇帝となった。想いを伝えるべく国へ連れ帰り、かき口説くうちに暴走。なすがままだが、未知の体感に狼狽える聖帝を「可愛い方だ」怯えぬように甘噛みして愛おしみ、恍悦に啼く背を舐め上げた。しかし初心な珠泉は、激しい交わりにすっかり怯えてしまう。慌てた翔麒は詫びを入れ、必死に機嫌を取り結ぼうとするも、その頃、都では珠泉奪回の作戦が...!! 偉丈夫の一途な恋情。


7年前に聖帝に一目惚れした光烈。その聖帝を公に手に入れる為、近隣国で一番の弱小国でありながらも華王朝の皇帝になってしまいます。正直いうとこんな理由で7年も…と思うとアホですし、こんな国王の為に一生懸命戦った国民がなんだか可哀想にも思えるのですが、光烈王の魅力的なカリスマ性により「そういうのも ありなのかな?」と納得してしまうのが不思議です。

そして周囲の引いたレールの上を何の疑問もなく歩いてきた珠泉は、光烈王と出会って初めて「自分で考えて生きる事」の面白さを知ってしまいます。光烈王にどんどん惹かれていく珠泉だが、それを恋心と認識するには心が幼過ぎて。

二人の「好き」のレベルが見事に食い違い、珠泉のライク発言を光烈はラブと変換解釈して襲ってしまいます。体を頂かれて初めて両者の考え方の相違に気付くのですが、何事も初めての経験のために珠泉の怒りは収まりきれません。いろいろ擦った揉んだして、結局本当の意味でかけがえの無い人であると認識した珠泉は光烈王の元にいる事を選択します。

歴史設定とか国設定とかそれなりにつじつま合わせしてあって、読みながらありえないぐらい壮大なお話にもかかわらず、ハリボテ話しみたいな舞台裏が見えることもなく最後まで楽しく読む事が出来ました。ライバルや当て馬くんも出てこなかったからね。読みやすかったですよ。とにかく挿絵が豪華さに華を添えていて、すごくよかったです。

| その他(小説) | 23:59 | comments(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT