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棒投げ橋で待ってて 小林典雅

チャットでおススメされていたので、出遅れながら読みました。すでに事前情報でどんどん「典雅さん=キワモノ」イメージが出来上がっていたのですが、デビュー作だけあって結構王道路線で安心しました…どんなだ。

悪い意味ではなく、全体的に堅苦しい文体+荒削りな感じはしました。
設定にも無理がある気もするし(BLはファンタジーだからいいんですけど)、一般的に馴染みの無い登場人物たちの名前、作者が医療者従事者ということから無理に専門用語を振りかざし気味で説明が不足していたのが気になった点かな。医療を知らない人でも分かるように噛み砕いて書けてこそ作家の実力だと思うので。

棒投げ橋で待ってて (シャレード文庫)棒投げ橋で待ってて (シャレード文庫)
(2004/11/27)
小林 典雅

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兄弟2カプ登場
看護師・森宇市(22)×お坊ちゃま弟・新宮桜里(24)
医者・佐川謙太(29)×お坊ちゃま兄・新宮不律(3?)

■あらすじ(転載)
堅物看護師の雨市のもとへ、ある日突然、超お坊ちゃまの押しかけ女房がやってきた! 幼い頃に一度だけ会ったことのあるそのお坊ちゃま、桜里は、初恋の雨市に会いたい一心で家出してきたのだと言う。生活能力皆無のお坊ちゃまに庶民の暮らしぶりを教えながら日々を過ごすうち、桜里のことを可愛く思うようになる雨市。堅物×お坊ちゃまのたどたどしくもどかしい恋の行方は!? 書き下ろし長編は、雨市の勤務先のおちゃらけ医師・佐川と、冷徹美形な桜里の兄・不律の、スラップスティック・ラブ。
 


「棒投げ橋で待ってて」

子供の頃に1度だけ一緒に遊んだ事のある宇市をずっと思い続けていた箱入り息子の桜里くん。ちょっと人とは感覚がずれていますが、過保護な家族の愛情を振り切って大好きな宇市の元に大金を持参して押し掛け女房状態。

最初は拒否していた宇市ではあったが、無垢ながらも性格は真っすぐに育った宇市だけを愛する桜里くんにだんだんほだされていきます。そして遊び人佐川のイケナイ教育(笑)もあり、見事2人はラブラブに。

しかし性別の差を超え、身分の差を超え結ばれた2人ですが、更なる難関が現れます!
超個性強すぎな桜里の家族たちです。庶民の宇市などマジで命を狙われます。こんな家族に育てられ、よくぞ桜里は真っすぐにそだったものだ~~(TДT)と感動すら覚えます。

「そして今週のふたりは…」

今度は桜里のブラコン兄@最強ツンデレの登場です。迎え撃つは恋愛100戦錬磨の小児科医っす。ブラコン兄は弟カップルを別れさせたくて、でも弟は全然聞き入れてくれないので、仕方なしに弟カップルのキューピット役になったような佐川を味方に引き込み形勢の逆転を狙おうと画策します。

しかし今までお坊ちゃまはお金でしか問題を解決してこなかったので、お金でなびかない佐川の扱いに戸惑っています。情報はかき集めてみても、それは目の前に対する生身人間とはイコールではないのです。人間と人間の交流という苦手分野で佐川と取引しなければならなくなった不律だったが、つき合う時間が長くなれば2人の距離も自然と縮まるわけで。難攻不落かと思われた不律も、100戦錬磨の遊び人の手に落ちてしまいました(遊びでなく、幸せな恋愛ですけどね)

関係ないけど私は佐川は、ちょっとメタボで髪の毛薄いおっさんをイメージしていたので、挿絵のイケメンぶりに違和感を感じずにはおれませんでした。冴えないけど恋愛経験豊富なしゃべり上手なオッサンに、高級ネコばりにプライド高い受けが落ちるという設定が萌えだったんですけど…そんな外道設定で需要が少ないのも良くわかっています。でも私の中の佐川はおっさんなので、おっさん変換して読んでました。うふふ。

| その他(小説) | 23:59 | comments(-) | TOP↑

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